当社は、株式会社トクヤマと旭化成株式会社によって1995年に炭化水素系イオン交換膜の製造合弁会社として設立され、2004年に両社のイオン交換膜・電気透析装置とそのシステムの開発・製造・販売機能を発展的に統合・一体化した総合事業会社です。私はその5代目の社長となります。
当社のイオン交換膜・電気透析装置技術は、電気エネルギーで溶液中のイオン性物質を選択的かつ効率的に分離・濃縮する技術を中核として、海水濃縮による食塩の製造をはじめ、飲料水の製造、食品・医薬中間体の脱塩・精製、有価物の回収、廃液処理など、多様な分野で必要不可欠なイオン制御プロセスとして多くのお客様にご愛顧いただいております。
現在、当社は“世界に存在感を確立したイオン交換テクノロジーのグローバルリーダー”を目指して経営を推し進めております。当社の保有する技術と人の資源を活かし、研鑽と挑戦によって、お客様のソリューションに役立つ高品質な製品・サービスを提供してまいりたいと存じます。
今後も、イオン交換テクノロジーの可能性を探求し続けることで、SDGsに資する地球環境やエネルギー、健康、安全といった多様な社会的ニーズにお応えすべく、社員一丸となって取り組んでまいりますので、皆様におかれましては倍旧のご指導・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
代表取締役社長 髙岡 智浩